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BL小説:【DEADLOCK】
DEADLOCK
DEADLOCK
英田 サキ




無秩序・ルール崩壊の世界
数奇な運命に導かれ出会う2つの信念






最終巻が出る前に!!!!(汗)
買ったまま読んでいなかった英田さんの監獄LOVE(苦笑)
暑苦しいけど1つの社会がそこにある監獄。
相変わらず、引っ張られるように読み始めたら止まらなかったです!
高階さんの美麗でリアルな絵も、喉をカラカラにされました(笑)
読み終えたのがAM1:00を過ぎたあたり・・・・

興奮して寝付けなかったです(笑)

この2人は、どうなるんだろう・・・?

それが頭の中でグルグル回る回る(苦笑)
遅くなったけど、久しぶりに(こらこら)夢中になれる作品でした。
【エス】を読んだ時に味わった、精神的満足感を得られそうです。



いい作品だからこそ?短い感想にします。
それこそ、個人的な感想のみ!!!(笑)





・あらすじ(小説参照)


この檻の中で、お前は狩られる側の人間なんだ。

同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと――!!
密命を帯びたユウトだが、端整な容貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同房のディックは、クールな態度を崩さない。しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」と突然キスされて・・・!?








すごい惚れこんだ作品なので逆に、個人的感想しか書けてませんのでご注意(苦笑)←内容にほとんど触れていないかも・・・(汗)








ユウトは冤罪で刑務所に送還された元麻薬捜査官。
そしてディックは、もと軍人。
今まで見ず知らずの二人の共通ポイントが
”コルブス”という人物
刑務所に入り同室になり、そっけないディックに半ば疲れていたユウト。
しかし、いろんな話をしていくうちにユウトは無意識のうちにディックに惹かれていた。
この自覚の無いユウトのディックへの感情が、刑務所内でのいろんな人物と遭遇し二人で言葉を交わしたり、二人の行動の描写を読んでいると何となく・・・
ちょっとづつディックへ何かしらの感情が動きつつあるというのがわかりましたね。
この”何となく”という曖昧な感じが、ちゃんと時間をかけて傾いているというのを感じられたので、そこはかなり納得しましたね。


そして新鮮味を感じたのが、やはり英田さん自身も資料を見ていて面白かったとおっしゃっているように、結構リアルで忠実な感じに描かれていた”刑務所”内の雰囲気。
映画で見たような場面が脳裏に浮かんでくるんですよね。
そしてリアルな感触を持ったのが、刑務所内での人種的な話。
読めば読むほど、のめりこんでしまう内容でした。

秩序もルールも崩壊している1つの社会、刑務所でのユウトとディック、彼らを囲むネイサンやミッキー、BBやネトと言ったそれぞれの背景もしっかりと描かれていて1人1人の”色”がしっかりと出ていました。
あまり登場人物が多いと、変に脳内が疲れるのですが(苦笑)
今回は、外人ものでもその名前がやたらと長い名前はなかったので、すんなり読めました(笑)←これ重要です^^;名前が長いと読むのに疲れます>_<

出会った時、愛想のかけらもなかったディックが、周りの囚人たちと絡みながらユウトとも距離を縮めていく様子。
ユウトのディックの反応の希薄さが何故か気になりだし、いろんな刑務所内での事件に巻き込まれつつも精神的に屈折せずに強くなりつつも、目はディックを追っていた様子。
二人の目的は1つなのに、お互いの存在が中々その目的”コルブス”にたどり着くことを拒んでいるようでその微妙な距離感も、いい味でしたね

ユウトの”コルブスを見つけだし、必ず冤罪を覆す”という気持ち、自由になることを肝に命じ刑務所内で試行錯誤を繰り返し渡り歩く強さも更に増した・・・
にも関わらず、あのBBによりユウトがレイプされ、その後、ディックがユウトの看病をし久しぶりにシャワールームへユウトを連れて行った時。
ユウトが、あのBBに襲われたシャワールームでの出来事トラウマのように体全体で思い出し、パニックを起こしかけたときにユウトに差し出した力強いディックの腕。
その腕に、安心感を取り戻し弱さをみせたユウト。
囚人のユウトではなく、人間らしいユウトが見られて気持ちが高ぶりましたよ

ディックは決して陳腐な言葉も言わないし、態度もいいという感じではないけれど、やはりどこかユウトに対して”違う想い”を抱いているというのがわかる態度を取る。
確信的ではないけれど、二人の間の微妙な空気が読んでいても引っ張られる感じでしたね。
労りを傾けつつも、やはり最後の扉をあけないで接するディック。
逆に、ディックに対し惹かれていたのを認めた上で自分の本来の姿を曝け出したユウト。
2つの交わらないはずの”何か”がどんどん音を立てて近づいていきましたよね。


囚人同士の関わりや、一人一人のバックボーンが濃密にも描かれているから夢中になれる、そんな監獄ストーリーですね。

罪と罰、生と死、真実と嘘、監獄という世界でそれらが凝縮された内容の話ですね。

夢中になって読むのが、わかりました(苦笑)
斬新な舞台設定に、新鮮味を感じますよね。
そして、最終的に”コルブス”が実はユウトもディックも仲のよかったネイサンだったといオチも、多少ではありますが中盤ぐらいからネイサンの頭の回転の良さがわかる打算のない言動や行動でわかってはいたものの、それでも最後まで誰が”コルブス”か確信が持てない進み方が非常に最後まで読み手を飽きさせないような感じだったかと。
最後にディックとユウトが倉庫で二人きりになりお互いの素性をお互いがしっかりと確信したシーン。
ディックの過去にも衝撃を受けましたね>_<
ユウトも同僚を殺した犯人という濡れ衣を着せられた過去から今、ここにいるわけだけど。
ディックもユウトも、それぞれが”大切な人”を失ったという共通点があり。
そしてそんな二人をバックから操る国家的組織、FBIとCIAの存在。
これも因果関係にある2つの組織ゆえに、ディックとユウトそれぞれに課せられた指令も違う。
ただ、目標物はいっしょだったというのも・・・・・
数奇な運命と言いたいところですね。
二人は、出会うように仕組まれた・・・という風に言っても言い過ぎじゃないですよね。

”コルブス”がネイサンだと判明したとき、ユウトはディックを一瞬でも”コルブス”と疑ったことを悔やんだでしょう。
でも疑った事実よりも、ディックに対して抱いた”情”の方が勝っていたのが、よりユウトを人間くさく映してくれたと思います!
暴動が起き、ディックが自分の素性を明かし、その上でユウトに

一緒に行こう

と声をかけたとき、それはCIAのエージェントとかコルブスの事とは別に、一人の男としてのユウトへの気持ちから出た言葉だとは思えましたね。でも、ユウトも自分の、FBIから課せられた自分の自由を勝ち取るための仕事が残っている。
だから、ネイサンがコルブスだったという事を引き下げ、ディックと一緒に行きたいけれどそれを断り自らの足で刑務所を出る道を選んだあたり・・・
男らしさとプライドを感じましたね。
ディックもそういうユウトをわかっていたけれど、言わずにはいられなかったんだと思いますが。


脱獄するギリギリのところまで、ディックとユウトの二人の交差し始めた想いが感じられるラストシーンでしたね。


濡れ場大好きなアタシが濡れ場に関して触れていない?(笑)
濡れ場・・・というか、この本を読んだ時点でかなりの興奮度だったのですが(苦笑)
ラストの方の、暴動が起き二人で倉庫に身を隠している時に、ユウトがディックとの間の微妙な空気から逃れようと傍を離れようとしたときに、あのいつも冷静で一歩引いた感じでいたディックが、ユウトの腕を掴み

行くな

と、言ったシーン。脳内でそのシーンが回想されましたよ。
ディックとユウトの間に流れる空気の温度の熱さもね。
そして、ユウトも自分の中でディックへの想いが確実になってきていることをわかってきていたから、ユウトがディックを煽り誘うシーンにやっと、ほっとしました(笑)
今までは社会的な話のような感じで進んできたけれど、BLらしいというか恋情的なものに流れが変わったので(苦笑)
二人の肌と肌が重なり合い、貪るようにお互いを感じ合い、それも足りないという想いから抱き合い続けるディックとユウト。
甘さはほとんど感じられないけれど、その代わりに

静かに押し寄せてきた相手への欲情の波が強く感じられましたね。

今だけでいい・・・・というユウトの切なる想いも、それに応えるようにユウトを抱く力強いけれど慈愛も感じられるディックの想い。

この作風に合った濡れ場だったと思います!www
これはこれで、すごい”情”を感じたし、逆にエロければいい、とか鬼畜攻めがいいと普段言っているアタシでも、こういう想いが身体を動かす?というような濡れ場に悶えましたね。←何がいいたいんだ?(苦笑)



BLでは、特殊な舞台設定だったようですが、やはり”英田サキ”という色がしっかりと出ていて、心に何かを残してくれる話でした!!



内容にほとんど触れていないので、わからないと言われても仕方ないレビューですが(苦笑)まだお読みじゃない方がいらっしゃったら、強制はしませんが物は試しに読んでみてください^^
もちろん、作風の好みや萌えのポイントも十人十色ですから、”つまらない”という人ももちろんいると思うので、絶賛していて”ぜんぜん、萌えない”と思われるかもしれませんが(苦笑)
でも、読ませてくれる作品だと思いますv
アタシ的には、夢中になれたので好きですv


今月末の最終章が・・・・とても楽しみになりました!!www



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>mikuさん

こんばんわ!mikuさん♪

もうすぐ、ディックとユウトの未来が判明しちゃいますよ・・・
決してこのままじゃ交わらない点と点の二人ですよね>_<

お願いだから・・・
幸せになってほしいと願うけど、どうんなクライマックスになるのか!!!
こ・・・怖い(苦笑)ショック受けたりしないかしら?(苦笑)

外人もので特殊なバックボーンだと”難しいかな?”とかって思いますがやはり英田さんでしたね、すぐに世界に飛び込めましたww
高階さん絵・・・美麗でいい肉体をかかれますよねww(笑)

もう、来週、有給使って発売日の翌日休んでいいですか?(笑)←それぐらいの覚悟ww

TBこちらからも挑戦しますね、すみません>_<

PS CD化・・・意外とこの設定難しいのかもしれませんね^^;話もこだわりがありますしね、でも嬉しいですwww
櫂 | 2007/06/20 22:28
こんばんは!

もうすぐ最終巻発売ですね!
櫂さんの感想読んでまたドキドキしてきました!!!本当に3巻で終わるんだろうかっていう(^^;
この2人結ばれるのかなぁ・・・。

私も最初は、外国の、しかも刑務所もの?!ちょっと苦手かも〜って思ったんですが、さすが英田さん、読み始めたらぐいぐい世界に惹き込まれました(^^)この小説で知った高階さんの挿絵がまた何とも麗しくて(>∀<)

TBがまたもや上手くいきませんですいません(><)

CD化決定なんですね!!!そういえば今までなってなかったんだっていう・・・(^^;あまりにも有名すぎて・・・。
miku | 2007/06/20 22:21
>あいさん

こんばんわ〜wこちらにもありがとうございます、あいさんvv


すごい、リアルな環境描写でしたね、ほんと映像が脳内にリアルによみがえりますね。
あとがきにも描かれていましたが、刑務所の資料を見ていて夢中になったというぐらいですから、かなりの資料に目を通されたんでしょうね!
中身の濃さが、しっかり伝わってきましたよね!

主人公達の微妙な心の距離感、取り巻く闇。
もう、この勢い止まりませんw
早く・・・・最終章が読みたいです!!(笑)


そして、CD化!!!
ぜひともDEADLOCKのCD化で成功を収めて、このシリーズ全てCD化にして欲しいですね!!
全て2枚組になっても・・・・・
決して泣きませんよ!!(爆)

TB、こちらからもさせて頂きます!
調子悪くてすみません(泣)
櫂 | 2007/06/20 21:46
>桃さん

こんばんわーw桃さんv

はい。。。もう・・・・監獄LOVEに心底すっぱ抜かれました///
BL以外の要素が、とても魅力的で本当に映画のような進み具合でした。
これは、読み始めると止まりませんね・・・


熱く語っている割には、内容薄い?レビューで申し訳ないです(苦笑)

来週が・・・・楽しみですね!!!

そしてCD化も!!!
キャスティング・・・お願いしますよ!と言いたいです(苦笑)
やっぱりこれだけ原作がいいからCD化になって落ちた・・・と感じたくないですからね^^;

TBこちらからもお願いしますww
櫂 | 2007/06/20 21:40
櫂さん、ふたたびこんばんは♪
おお、すでに皆さんで熱い祭を開催されてますね。

まるでアメリカ映画のようなリアルな監獄生活の描写に感心しながら読んだことを思い出しました。
英田さん、ものすごく下調べをされたんだろうなぁって。
設定負けしない、素敵な主人公たちに胸がときめきっぱなしでした。
あいは2のほうがさらに好きなんです。

あああ、CDの発売も決まったことだし、3の発売が楽しみですね♪
また祭ですよvv

TB、何度もトライしているのですが・・・涙。
今日はダメダメです・・・orz
あい | 2007/06/20 21:08
こんにちは、櫂さん。

アメリカ映画を見ているように、映像が頭に浮かんでくるようなお話でした。
私も1・2と続けて夢中で読みました。
改めて英田サキさんはすげぇ作家さんだと思いました。

いよいよ、来週は最終巻が出ますね。
二人にどんな未来が待っているのか楽しみですvv
そしてCD化も決定したんですよね。
キャストも気になるところです。

櫂さんの熱いレビューには負けますが、TBさせていただきましたのでよろしくお願いしますvv
| 2007/06/20 20:53
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DEADLOCK英田 サキ (2006/09/27)徳間書店 この商品の詳細を見る 評判がいい英田さんのこの作品!今更ですが、やっと読めました! ちょっとやばいですよ〜〜〜〜!すごくよかったんですけど〜〜〜〜? ストーリーもさ
DEADLOCK 英田サキ | BL本の日記 | 2007/06/20 22:59
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